忍者ブログ

社会科学系学部卒・男性のインテリアコーディネーター

主として、「インテリアコーディネーター」と住宅・建築・インテリア・不動産に関係する資格と資格試験に関係する内容

資格試験受験予定者・受験を検討する者に不適切なアドバイスをする者に注意を与えたい

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

資格試験受験予定者・受験を検討する者に不適切なアドバイスをする者に注意を与えたい

[第22回]
 前回、《入学試験・資格試験に合格するための基本論「受験はアタマでやるもんや」》で、入学試験・資格試験受験の基本論を述べた。もう少し、基本論を述べてもいいのだけれども、今回は、その基本論を踏まえた上で、職場などで見た「困った人」について述べる。但し、「困った人」と言っても当人は悪気でない可能性があるので、悪気でない人のことを批判すると機嫌を悪くするかもしれないが、しかし、悪気でなければいいというものでもない。内村鑑三は『基督信徒の慰め』(岩浪文庫)で「動機善意」と「結果善意」という用語を使用して述べているが、「動機善意」だから結果はよくなくてもいいというのは、それは子供の主張であり、大人はそれではいかんと思う。
[1] 1970年代後半、北野高校の3年の時だが、クラブのOBで大阪大学工学部に1浪で入学して2年在学中だったS本(男。大阪市西淀川区の大阪市立のU島中学校卒)が、しばしば、高校生のクラブ活動に顔を出して、そして、高校3年の人間を見ると、「浪人した方がええぞお~お」と言ったり、「京大に行くよりも阪大の方がええぞお~お」と言ったりして、現役で通る可能性がある人間を浪人させてやろう、京大に行けるかもしれない人間を阪大以下に行かせてやろうと画策していた。そんなことをするために、しばしば、出身高校に足を運んでクラブ活動にしゃしゃり出ていた。こいつ、嫌なヤツだなあ・・と思ったことがあったが、そういうヤカラはそれは根性がそういう人間なので、たぶん、死ぬまでその性格は大きくは変わらないだろう。
 そのS本みたいに、高校生の進学の足を引っ張ってやろうという意志で高校のクラブの練習にしばしば顔を出すというそういう男は、私は来ないでほしいと思うのだが、来るのだ、そういうヤツは。そういうのは「アホやからしゃあない」とでも思って避けるしかないかもしれないが、悪気でないけれども、「困った人」というのもいる。

[2] 私は1992年に宅地建物取引主任者→宅地建物取引士の資格試験に合格した。 これは、1980年代後半に小堀住研(株)に入社した時、入社式の後、「技術系の人は建築士、営業系の人は宅地建物取引主任者の資格をぜひ取得するようにしてください」と言われ、又、面接の際にも「うちに入社されるなら、宅地建物取引主任者の資格をとってもらうといいですよ」と言われ、それで取得を考え、1992年に2回目の受験で合格した。
 その後、住宅・建築・インテリア・不動産関係の資格についての本を読んでいたところ、合格者の合格体験記というもので、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士 に合格したという女性が、「宅地建物取引主任者に合格するためには、この方法しかない」と述べていたので、それは違うぞ・・と思うとともに、こういう書き方・述べ方はいかんなあ・・と思った。
 まず、入学試験についても資格試験についても、ひとによって学習法は違うし、そのひとが置かれている環境も異なる。その人が、その出題分野について、本格的に受験を考え出した時点でそれまでにどの程度学んできているのかもひとによって異なる。だから、学習法は人それぞれ、合格体験記など読んで参考にするのはいいが、あくまでも参考であって、自分自身でそれを咀嚼して、自分がいいと思うやり方でやるのが一番いいはずなのだ。『東京大学機械的合格法』『司法試験機械的合格法』(いずれも、実業之日本社)の著者 柴田孝之がそのどちらかで述べていたが、東大や(旧型)司法試験のような難関の試験に合格しようと思ったなら、多くの人間がやっている方法であっても自分が要らないと思えば要らないと判断することも必要で、あえて少数派になる勇気がない者は東大や(旧型)司法試験のような難関試験に通る必要はない、といったことを述べていたが、私もそう思う。多くの人間がやっている学習法でも自分が要らないと思えば要らないのであり、あえて少数派になる勇気を持てない者は難関の試験に合格する必要はないだろう。柴田はなかなかいいことを言っている。
 何より、その合格体験記を書いていた女性の学習法を私はとらなかったが宅地建物取引主任者(→宅地建物取引士)の試験に私は通ったよ(^^♪ その人よりも先に。だから、自分はこのやり方がいいと思った・・ということならそう述べるのはいいけれども、「このやり方しかない」とかそういう表現はしない方がいいと思うのだ。

[3] その合格体験記が載っていたのは 三島俊介『インテリア・建築業界でゼッタイ有利な資格の本』(1993.5.10.こう書房)だったように思ったのですが、今、同書を読み返しても見つからないので他の本だったかもしれません。合格体験記を書く側も、自分はこういうやり方で通った・・としても、他の合格者は他の方法で通ったかもしれないし、自分の方法は悪くないと思っても学習法は人それぞれだと認識して書くようにした方がいいと思います。
 同時に、合格体験記を読む側も合格体験記というのは、合格者がそう思ったということを書いていたとしても人によっては当てはまらない場合もあるということは認識して読むようにした方がいいと思います。
 三島俊介『インテリア・建築業界でゼッタイ有利な資格の本』(1993.5.10.こう書房)に掲載されていた合格体験記では、インテリアコーディネーターの合格体験記を書いていたM田さんという女性が、インテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストのダブル受験をお勧めしますと書かれていたのですが、私は、そうかいなあと思って、又、(株)一条工務店に在籍中、営業本部長の天野隆夫からインテリアコーディネーターを取ってくれと言われたことでインテリアコーディネーターの資格を取得した者としての仕事をさせたいということであろうと考え、会社という所においては10のことをやってくれと言われて10やる人もあれば7くらいしかできない人もあり12か13やる人もあるので、私は、インテリアコーディネーターを取得してくれと言われたのならインテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストを取得しようと考えたことと、1992年に同社の浜松の営業所にいた古橋といういいかげんな男(当時、30代後半?)がキッチンスペシャリストを取得していたと聞いたので、あんなヤツが合格したのなら比較的簡単な試験だろうと思って受けたら、最終的に根性で両方に合格・登録したけれども、受験を始める前に思っていたよりもはるかに難しい試験だった。
 そもそも、あんないいかげんなヤツが通ったなら俺も受ければ簡単に通るだろうなんて思ったとして、その「いいかげんなヤツ」の話なんてのは本当かどうかわからんわけで嘘かもしれないし、資格というのはできたばっかりの頃は合格しやすい場合が多く、できたばっかりの時期に通った人が簡単に通ったとしてもその資格試験が実施されてある程度経って定着してから受ける者には易しくないという場合があります。
 同書で合格体験記を書いていたM田さんという女性は、インテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストの2つを同時に学習して「ダブル受験」をお勧めしたいということでしたが、この2つを同時に学習しながらもインテリアコーディネーターを優先して先に合格し、その後にキッチンスペシャリストに合格した私からすれば、この「ダブル受験」はお勧めできない、ひとにもよるのだろうけれども、社会科学系学部卒で住宅建築業の会社に勤務していた30代前半で受験を始めた男性という受験開始時の私と似た条件の人にはお勧めできません。あくまで「人それぞれ」ですから人によって違うかもしれませんが。なぜなら、インテリアコーディネーターの1次試験(学科)とキッチンスペシャリストの学科試験は、まだしも、出題範囲に共通点もあるのですが、インテリアコーディネーターの2次試験(製図・論文)の製図試験とキッチンスペシャリストの製図試験は、製図を求める対象が似ておりながら、インテリアコーディネーターは定規を使用して書けというもので、キッチンスペシャリストはフリーハンドで書けというものなので、2種類のものを同時にやると頭が混乱する。又、キッチンスペシャリストにはインテリアコーディネーターにないキッチン設計というものがあり、似た図面作成を別の手法でやらないといけないし、キッチン設計という設計でもかなり特殊なものが出るということで負担が大きかった。
 私の場合、「大学受験のベテラン」で大学入学までに英語も相当学習してきていますから、(株)一条工務店の従業員のレベルで考えれば語学のレベルも上の方でしたが、逆に建築学科などの卒業ではなかったので、製図がある試験は負担が大きかった。キッチンスペシャリストは、当初、もっと簡単な試験かと思って受験を始め、途中までやった以上はやめられるかあ! という気持ちで根性で合格したが、その労力・ファイトをキッチンスペシャリスト試験に注入するのなら、インテリアコーディネーターは取得するとして、むしろ、英語検定かイタリア語検定などを受験して上の方の級に合格するようにした方が良かったのではないかと思います。少なくとも、「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+キッチンスペシャリスト」と「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+英語検定1級」もしくは「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+英語検定2級+イタリア語検定2級」であれば、私にとっては「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+英語検定1級」もしくは「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+英語検定2級+イタリア語検定2級」の方が合格しやすかったと思うし、大変な思いをして「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+キッチンスペシャリスト」となったとしても、インテリアコーディネーターというのは「女性の資格」みたいに思われており、ある会社に応募した際には、「インテリアコーディネーターの方には、一級建築士のアシスタントをしてもらって、お茶出しをしてもらい、お客さんの子供の相手をしてもらうということを考えているので、女性でないと具合が悪いんです」と言われたこともあったように、「三流一級建築士のアシスタント 兼 お茶くみおばさん 兼 子守女」の資格のように思われているところがあり、男性が取得しても取得するための労力のわりに評価は低い。キッチンスペシャリストに至っては合格するのはけっこう大変な資格であるにもかかわらず認知度が低く、求人に応募する場合にはキッチンメーカーですらそれを評価する所が少ない。男性でも「建築学科卒+一級建築士+インテリアコーディネーター」であれば、単なる「一級建築士」よりも「プラスα」の評価を得られるということがあるようですが、「商学部卒+インテリアコーディネーター」というのは、私は価値があると思うのですが、なかなか評価してもらえないようでした。そういったことを考えると、 「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+キッチンスペシャリスト」よりも、「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+英語検定1級」か「慶應大学商学部卒+インテリアコーディネーター+英語検定2級+イタリア語検定2級(もしくはフランス語検定2級)」、もしくは、むしろ、「慶應大学商学部卒+英語検定1級+イタリア語検定1級(もしくはフランス語検定1級)」の方が、よっぽど評価も高く、使い出もある。30代初めの私にとっては、製図のあるインテリアコーディネーターや製図でもかなり特殊で指導機関が少なく、テキストも出ていなかったキッチン製図が試験にあるキッチンスペシャリストなんて受けて取得するようりも、「英語検定1級+イタリア語検定1級」の方が取得しやすかったのではないかと思われます。なんで、(株)一条工務店は私に試験に製図のある資格をとらせたかったのか、資格を取らせたなら取らせたでそれを会社の業務に活かすようにしないと会社にとっても、せっかく能力のある人間が会社にいるのにもったいないはずでしたが、(株)一条工務店という会社は「まったくつくづく、人の使い方を知らない会社」と従業員の間で言われる会社でしたので、大変な思いをしている資格試験を受けて合格するように求めたとしても、せっかく合格して登録した者を活かすということはしない会社、活かしてたまるもんかという姿勢の会社でした。情けない限りです。同書で合格体験を書いていたM田さんは少しも悪気で書いていたわけではないとは思いますが、M田さんにとってはインテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストの「ダブル受験」が良かったのかもしれませんが、もし、30代前半で私が受験を始めた頃のような条件の人にが受けるのなら、インテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストは一緒に学習して「ダブル受験」するよりも、自分にとってより大事と思う方を先に取得・登録して、その時点でもうひとつも受けるべきどうか、資格をもうひとつ取得するならその資格が適しているのか他のものの方が適しているのかということを考えて、その時点でどうするか決めるようにした方がいいと思います。

[4] 1990年代、(株)一条工務店の福島県いわき市の営業所に在籍した時、いわき市の不動産会社に勤めていたK野さんが転職で(株)一条工務店に入社してきた。K野さんはいわき市の生まれの人で、神奈川県で消防署に勤めていたらしいが、家に農地があり跡を継がないといけないということでいわきに帰ってきたらしい。その際、消防署員というのは都道府県の職員なので福島県に転勤希望を出して移動させてもらうということはできないらしかった。勤め先を見つけたいと思った際、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士の資格を取得すれば不動産屋で雇ってもらえるのではないかと考えて同資格を取得して、いわき市の不動産屋に勤めたらしい。こんなことを言うのはK野さんに失礼かもしれないが、言っちゃなんだが、学歴も高卒でそれほどお勉強は得意とは思えない方の人が、よく頑張って宅地建物取引主任者→宅地建物取引士 の試験に通ったものだという感じだった。
 宅地建物取引主任者→宅地建物取引士は、私が最初に受験した1989年から合格した1992年にかけては、受験資格は「高卒以上」で、願書を提出するために持参して、その際に高校もしくは大学・短大の卒業証明書もしくは卒業証書を持参して提示することが求められたが、それから何年か後、「高卒以上」という条件もなくなったようだ。たとえば、(旧型)司法試験とか公認会計士試験とかは4年制大学の教養課程を修了すれば1次試験免除となって2次試験から受けることができたが、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士は大学卒でなくても大学の教養課程修了でなくても受けることができたので、昔から、不動産屋に勤めている人で学歴は高卒の人が「学歴が高卒でも受けられるので取得した」と言って、この資格を取得・登録している人がけっこうある資格だった。
 2001年、(株)一条工務店の栃木県南部営業所の「副所長」だった木下が、「インテリアコーディネーターにしてもキッチンスペシャリストも宅建主任(宅地建物取引主任者)〔→宅地建物取引士〕にしても、ぼくらはどんなに努力しても通らないのに、あんたは何の努力もしていないのに簡単に通る。ずるい。不公平だ」と暴言をはいたが、私は「インテリアコーディネーターにしてもキッチンスペシャリストにしても宅建主任(宅地建物取引主任者)〔→宅地建物取引士〕にしても」「何の努力もしていないのに」「簡単に」など通っていない。いずれも、大変な苦労をして、大変な努力と工夫をしてやっと通ったのであり、「簡単に」など通っていない。なんともまあ失礼な発言である。私に対して失礼であるとともに、私のような「受験のベテラン」ではなく、言っちゃなんだがどう見てもあんまり頭のいい方には見えない学歴としてもあまり高い評価を受けていない高校卒の人でしかも年齢も40過ぎた人で、そういう人でなんとか取得したいと思って努力して合格したという人がいるのに、それより若い人間が「ぼくらはどんなに努力しても通らないのに」などと発言するというのは、《言っちゃなんだがどう見てもあんまり頭のいい方には見えない学歴としてもあまり高い評価を受けていない高校卒の人でしかも年齢も40過ぎた人で、そういう人でなんとか取得したいと思って努力して合格したという人》に対して失礼である。いわき市の営業所にいたK野さんに失礼である。逆に、K野さんが宅地建物取引主任者(→宅地建物取引士)の試験に合格するところまで学習したというのは、私のような「受験のベテラン」が30代の初めに取得したというものよりも、はるかに大変だったであろうし、努力したんだろうなあ、相当頑張ったんだろうなあと頭が下がる思いがする。
 それはいいのだけれども、1990年代後半、いわき市の営業所に在籍した新卒入社で入った山形大卒の女性社員のSさんが宅地建物取引主任者(→宅地建物取引士)を受けようかなあ~あ・・・とか口にしたらしいが、それを聞いて、K野さんが熱心に話しているのを横で聞こえたのだが、K野さんは「宅建主任(宅地建物取引主任者)(→宅地建物取引士)に通ろうと思ったら、絶対に資格試験予備校に行かなきゃだめだ。独学では絶対に通らないから」と熱心に、かつ執拗に説得していたのだ・・・が、私は資格試験予備校なんて行かなかったが宅建主任(宅地建物取引主任者)(→宅地建物取引士)は通ったよ・・・(^^♪
 相手と自分との条件の違いということを考えず、自分にとってどうだったということから、相手にとってもそうだろうと決めつけてその認識を押しつけるというのはいいことではない・・・のだが、そのあたり、自分の認識を押しつけずにおれないというあたりが、K野さんの限界だったのかもしれない。はっきり言ってしまおう。宅地建物取引主任者(→宅地建物取引士)の試験は試験内容は学科試験だけで、それも選択肢から選んで答えるというものなので、旧帝大系国立大学あたりに進学した人および進学しようとしたくらいの人であれば、資格試験予備校といった所に行かなくても、書店でテキストは売っているのでそういうものを利用して独学で通ることは可能である。むしろ、私なんかは、学習計画を他人に決められるよりも自分で計画をたててやった方がいい人間で、他人に学習計画をたてられてそれをさせられるというのはあまり好きではない・・というよりも他人に計画を立てられることに苦痛を感じる人間なので、自分でやった方がうまくいく。但し、私が宅地建物取引主任者の試験に合格した時も、東京リーガルマインドが無料でくれた「出る順 宅建公式集についての説明」のカセットテープを聞き、住宅新報社・週刊住宅新聞社や東京リーガルマインドの発行のテキストを利用し、日建学院が無料で受けさせてくれた宅建主任の模擬試験講座を受けるなどはしたので、資格試験予備校の情報をまったく利用しなかったわけではなく、又、資格試験予備校が何のプラスにもならないと言うつもりはない。しかし、資格試験予備校の講座にお金を払って通うということはしなくても通ったし、旧帝大系国立大学に行った人もしくは行こうとした人というくらいの人間なら、私と同様に「独学で」合格することは可能な試験である。だいたい、資格試験予備校の講師やっている人が私よりも「受験術」について優秀な人かどうかもよくわからないし。で、Sさんは山形大卒だったはずなので、駅弁とはいえ、国立大学卒の人なら、別に宅建主任の資格試験予備校なんて行くことはないと私は思ったのだが、それは本人が決めればいいことだった・・・が、K野さんはあくまでも熱心に執拗に「絶対に資格試験予備校に行かないと、宅建主任は絶対に独学じゃ通らないから」と説得していたのだった・・・が、K野さんのようなタイプの人はそういう所に行ってそういう資格試験予備校の講師に学習計画をたててもらった方が通りやすかったのではないかと思うが、そうでない人もいる・・ということを、このおじさんに理解させようと思っても、けっこう大変だろうなあ・・・と思った・・ので言わなかったが、K野さんは親切のつもりで言っていたと思うが、結果としては親切になっていなかったと思う。

[5] 2011年、千葉市中央区鵜の森町 の新華ハウジング(有)〔建設業〕・ビルダーズジャパン(株)〔不動産業〕〔いずれも、2013年に正式に倒産〕に在籍した時、社長の長谷川新二(男。当時、40代前半)の嫁の河野利華(女。当時、40代前半)の友人だということで2011年4月に縁故入社した滝口恵(女。当時、30代前半)は、前職に千葉県の不動産屋に少し勤めていたことがあって、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士の資格を持っていたようだが、同時期に入社した I 村(男。当時、30代前半)に、「宅建主任を取らなきゃ」と始終、言っていたが、これは従業員として「出過ぎたこと」であり、困った人を採用したものだと思って見ていた。
 住宅・建築・インテリア・不動産の関係の資格は、国家資格・民間資格ともずいぶんといろいろなものがあり、私は20代から30代前半までにその業界に入社した人で学習意欲と学習能力がある人は、何か1つくらいその業界に関連する資格を取得していいと思っているが、片方で資格ばっかり取ることに人生を費やすというのがいいとも思わないし、資格はいくつもあって、すべてのものを取得するということは無理であり、資格を取得するにしても、何を取るのか、何は取らないのか、何を取るのが好ましいのか、何は取得しなくていいと判断するのか、そのあたりを考えるべきです。
 実際問題として、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士 という資格は、これは国家資格であるが、取得しても不動産屋に勤めた場合、必ずしも評価は高くない資格である。「資格を持っていなければ採用してもらえないが資格を持っているなら採用してもらえる」という場合もある・・・と期待したい時もあるが、不動産屋の場合、宅地建物取引業法では、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士 という資格を持っている者は各事業所ごとに従業員5人に1人以上おればいいということになっており、これは各事業所ごとにであって、又、宅地建物取引業に従事している従業員5人に1人以上で、複数の事業をおこなっている会社では、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士 の資格を持っている者の数は、「5人に」の方には他の事業に従事している人間を入れる必要はないが、同時に「1人以上」の方も別の事業に従事している従業員を入れることはできないのである。ところまでが、実際には、2007年、(株)エイブルでは、別の事業所に勤務している従業員を県庁の不動産かに届け出ていた書類においては、「5人に1人以上」になるように宅地建物取引主任者→宅地建物取引士が不足している事業所に在籍していることにして届けていたのである。2008年、東海住宅(株)〔本社:千葉県八千代市〕では宅地建物取引業ではなく建設業の部門で設計の仕事に従事していた進(しん)(男。当時、50代?)を彼が在籍している本社の場所とは離れた場所の宅地建物取引業の事業所である花見川店に勤務しているとして届けていたのである。千葉県庁の不動産業課に「これは違法ですね」と私は言い、指導し取り締まるように言ったのだが、不動産業課の担当者は、「全体で5人に1人を満たしていないというのは言えるのですが、実際に他の事業所にいるというのはこれは言えないのですよ」などと言い、「どうしてですか。宅建業法では全体で5人に1人以上ではなく各事業所ごとに5人に1人以上いないといけないという規定のはずです。各事業所ごとに5人に1人以上在籍していないということは違反ですね。どうして取り締まらないのですか」と言ったのですが、「それは言っても、その事業所に勤務してますと言われるとそうでないという証拠がありませんからどうもできないんですよ」などと言うので、「それなら私が証言しますよ。私が証人で私が証拠です」と言ったのですが、「いや、だめです。言えません」とはなから腰がひけている。それにしても、日本の行政・司法というのは不良企業とその経営者にたいしては腰が低いこと低いこと。あきれる。
 そういう規定なので、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士の資格を持って不動産屋に勤めると、1対4 で少数派になってしまうのです。どうも、会社という所においては、少数派になると不利なところがあります。それこそ、(株)一条工務店なんて会社に勤めるなら、「一流大学」卒で勤めるよりも中卒か高卒で勤めた方がかえって有利な面があるのと同じく、不動産屋に勤めるなら、あえて少数派になって勤めるよりも、多数派(宅地建物取引主任者→宅地建物取引士は持たない人)として勤めた方が有利なところがあるのです。そもそも、いいかげんな不動産屋に勤めている「見るからに怪しい」「見るからに違法やりそう」なおっさんがやっている商行為について、重要事項説明書に署名捺印・37条書面に記名捺印させられた宅地建物取引主任者→宅地建物取引士 というのは、その商行為に問題があったとなった時、誰が責任とらされるのかというと、その不動産屋の経営者、それに「政令使用人」は責任があるでしょうけれども、もしも、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士が責任をとらなきゃならないなんてことになると、その責任をとらなきゃならないのは誰か?・・・というと、結論として「持ってるやつ」てことになりますでしょ。クルマの運転においては、運転免許を持っている人間をひとり連れて来て、そいつをクルマのトランクに詰め込んでおけば、運転免許を持っていない人間が4人、クルマの座席に座ってそのうちの1人が運転することができる・・なんてことありませんね。ところが、宅地建物取引業の場合は、(株)エイブルなんてのは、いわば、そんな感じのことをやっているのです。東海住宅(株)〔本社:千葉県八千代市〕の花見川店で店長になっていた田中(男。当時、60歳)は「俺は、若いやつで宅建主任をとろうなんて言うやつがいたら、『やめとけ。あんなもん、取るな。あんなもの、取っていいことない』といつも言ってやるんだ」と言っていた。彼は自分が通らないからそんなこと言っていたという面もあるかもしれないが、しかし、現実に彼の発言のような面はあるのだ。宅地建物取引主任者→宅地建物取引士 の資格試験は、旧型司法試験とか公認会計士試験とかほど難しい試験ではないが、それにしても、ある程度以上の努力をして労力と時間を払って通ることができる試験であり、実状を見た上で考えると、「コストと利益を比較衡量して考えると」あんまりいい資格ではないような気もするのです。宅地建物取引業ではなく建築業に勤める場合では、名刺の氏名の下に何か資格を1つ記載しておいた方が受けがいいのではないかと思う人がいるようですが、その場合は「マイナスにはならない」でしょうけれども、これも名刺の氏名の下に「宅対建物取引主任者」(今は「宅地建物取引士」)と入れるというそれだけのために労力を払って取得する価値があるのかなあという気もしないではありません。「不動産屋」でも三井不動産とか三菱地所とか住友不動産とかいうような「不動産屋」なら宅地建物取引主任者→宅地建物取引士は「持っているのが普通」で「全員が持っているもの」となっているとか聞きますので、そういう所に勤めた人は取得した方がいいでしょうけれども、「しょーもない不動産屋」では「苦労して努力して取っても、少数派になるだけ」みたいなところがあります。
  二級建築士は建築業界に勤めるなら評価されるでしょう。かつては、「なんだ、一級じゃないのか」と見られ、「二級なんてとってもしかたないよ」とか一級建築士か一級建築士に通った人間が言うならいいが、どっちも通ってない人間がよく言ったものでしたが、最近は二級建築士も評価されるようになったようです。木造建築士というのは、かつては、「私、木造建築士の資格もってます」なんて言おうものなら、「ま~たまた、いいかげんなこと言いやがってからに。そんな資格あるわけないだろうが」と嘘じゃなくて本当にある国家資格なのにバカにされてしまう資格でしたが、最近は不動産だけでなく建築も契約の前に重要事項説明をしないといけないことになり、木造建築士も重要事項説明ができるので、使い出が出てきました。2級建築施工管理技士というのは、工事管理をする人は学習のために勉強するのはいいと思いますが、職安の求人票など見ても、「資格」の欄に「一級建築士・二級建築士もしくは1級建築施工管理技士」なんて書いてあって2級建築施工管理技士は除外されていたりすることもあります。二級建築士や1級建築施工管理技士に比べて下の資格のように見られているようなところもあるので、比較的若い人で工事管理の仕事をする人が1級建築施工管理技士を取得する前段階として取得するならいいでしょうけれども、単に2級建築施工管理技士だと評価は高くないように思えます。
 インテリアコーディネーターは、試験内容は十分に充実した試験のはずで、取得までに学ぶ内容を考えると、住宅建築業の会社においても営業の仕事をするのなら、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士や二級建築士よりも、むしろ、インテリアコーディネーターの方がつながりは大きいように思えます。又、インテリアコーディネーターは建築士やインテリアプランナーに比べると「しろうとっぽい資格」と言われたりもしますが営業の仕事をするにおいては、むしろ、「しろうと目線で」というのが大事であり、「バカでも入れる私大の建築学科卒」の人間がよくやる「右も左もわかってないくせして設計士さまヅラ」よりも、一般に「よく知っているにもかかわらず、しろうと目線での対応」が営業にはいいのです。しかし、求人募集に応募しようというような場合、「女性でインテリアコーディネーター」だと評価してもらえるのですが、「男性でインテリアコーディネーター」はあまり評価してもらえない。日本の職場においては、「女性差別はいかんじゃないか」とは言われるけれども「男性差別はいかんじゃないか」と言われることはないので、男性が女性より不利な扱いを受けてもまかり通る。となると、そんなあほくさい資格を取ることないのじゃないか、という考え方も出てきます。かつて、看護婦さんというのは女性の資格で、男性には看護士という資格があったものの、これは「精神病院」くらいしか勤め先はなかったのですが、今では「看護師」という資格名になり身体病院でも男性の「看護師」が勤務するようになったようですが、インテリアコーディネーターはかつての看護婦さん以上の「女性の資格」みたいになっており、男で取得したら「アホみたい」なところがあります。男性でも「建築学科卒+一級建築士+インテリアコーディネーター」だと一級建築士だけよりも「プラスα」の評価を得ることがあるようですが、「商学部卒(もしくは経済学部卒)+インテリアコーディネーター」(経済学・商業学・マーケティング+インテリアコーディネーター)ですと、本来は評価されていいはずと私は思うのですが、現実に日本の会社は評価してもらえません。むしろ、福祉住環境コーディネーターというインテリアコーディネーターと内容がある程度近い資格がありますが、そちらの方が「女性の資格」という評価ではないので男性が取得した場合にプラスの評価を得ることができるかもしれません。キッチンスペシャリストは、戸建住宅建築業においては、どこに頼むかを決めるにおいて「奥様」の発言権は大きく、キッチンは奥様には関心が深い所だから持っていると良さそうにも思えたのですが、キッチンスペシャリストは認知度が低く、求人に応募しようとした場合、試験実施団体の日本住宅設備なんとか協会→インテリア産業協会に加入しているキッチンメーカーですら評価してくれないような資格ですから、特に製図試験は難しく、取得は相当難関であるわりに、取得した時の利益が小さい。
 パソコン関連の資格は、ワード・エクセルができるというのはたいていの会社でプラスに評価されるでしょう。建築業ではCADができるというのはプラスに評価されるのではないかと期待したくなるのですが、建築CAD検定とかCAD利用技術者試験(建築)とかで二級以上を取得すると評価してもらえて良さそうに思えるのですが、しかし、これも、「建築学科卒+一級建築士か二級建築士+設計という職種名での勤務経験+建築CAD検定二級以上(もしくはCAD利用技術者試験(建築)二級以上)」だと評価されるでしょうけれども、私自身の経験から言って、「商学部卒+インテリアコーディネーター+住宅建築業で営業を中心とした勤務経験+建築CAD検定二級」では評価してもらえない。応募した時に「CADができないのでは」と言われて断られることはあっても、逆に「建築CAD検定二級を取得しました」と言っても「でも、設計として勤務したことはないのでしょ」と言われる。なんか、あほくさいなあ。「バカでも入れる私大の建築学科」卒のやつは新卒入社したその日から右も左もわからんヤツが「設計士さま」と自称して殿様扱いで、こっちは苦労して努力して契約とってきて、この扱いでは、経済学部・商学部卒で住宅建築業の業界に勤めたのではバカくさいなあ・・という気がします・・・が、残りの人生が短くなってきたしまったけれども、建築業界に勤めるなら建築学科卒か土木学科卒で勤めないと、社会科学系学部卒で勤めたのでは、「高卒以下の扱い」にされてしまう・・・ようなところがある。
 もし何か資格を取得するということなら、もうひとつ、考えられるものがあって、住宅建築業の業界で勤めるなら「建築学科卒」で勤めないとあほくさい! ・・・ということなら、いっそのこと、「建築学科卒」になってしまうか・・という選択肢もあるのです。千葉大の工学部には第一工学部と第二工学部があって、第二工学部は夜間主コースだったように思いますが、夜間主コースといっても、「草木も眠る丑三つ時」に授業やっているわけではなく、せいぜい、午後7時とか8時とかではないかと思うので、そうなると、夜、お客様の所に行って営業活動をやるような住宅営業には、昼間が主のコースと比べてもちっとも行きやすくありません。慶應大学には法学部・経済学部・文学部には通信課程がありますが、理工学部には通信課程はありません。通信課程には建築学科はないだろう・・と思っていたら、そうではないのです。愛知産業大学と京都造形芸術大学・大阪芸術大学に建築学科もしくは学科の名称はそうではないがそれに近い学科、要するに卒業すると二級建築士の受験資格を得ることができる学科があります。建築学科には理工学部系の建築学科と芸術学部系の建築学科があって、理工学部系の建築学科は実験とかが多いので通信課程では難しいようですが、芸術学部系の建築学科は通信課程の建築学科があるのです。そういう所に入学して卒業すれば「建築学科卒」になります。私は愛知産業大学の建築学科に入学させてもらい、スクーリングにも参加しましたが、スクーリングに来ている人を見ても、愛知産業大学の通信課程に来ている人のレベルは決して低くありません。だから、通信課程の建築学科の卒業生は十分評価されていいと思います・・・・が、「日本の大学は入るのは大変だが出るのは簡単」なんてかなりいいかげんなことを言う人がいますが、通信課程の建築学科は3年次編入で入るのは大学卒でさえあれば難しくないのですが、仕事を持ちながら通信教育で学習して卒業するというのはこれは決して簡単ではありません。しかし、20代から30代前半の人が「建築学科卒」になるぞと思い立って入学するのなら、その後、「商学部卒(もしくは経済学部卒、もしくは法学部卒)+インテリアコーディネーター+キッチンスペシャリスト+・・・」とけっこう合格するのは大変なわりに評価してもらえない資格を複数とるよりも、「商学部卒(もしくは経済学部卒)+建築学科卒+二級建築士(+インテリアコーディネーター)」の方が評価されるのではないか。時々、大学になんて行かなくても勉強はできるはずだとか言う人がいますが、独学で学んで知識・能力を身に着けた人というのはそれは価値があるかもしれませんが、自分が仕事にありつきたいと思った場合、職場で評価されたいと考えた場合には、「独学で・・・を学びましたあ」と言ってもなかなか評価してもらえないのです。その点、「◇◇大学の建築学科卒です」と言えば評価される・・というのか「バカでも入れる私大の建築学科卒のアホでも評価されてしまう」のです。住宅建築業の業界にはそんな所がある以上、そういう業界に勤めていこうということなら、卒業するのはけっこう大変だけれども、大変でも頑張って「建築学科卒」になるか・・という選択肢もあるのです。
 そういうことを考えた時、「基本的には合格させようという試験」ならそれほど考えずに受けて通ればいいのかもしれませんが、宅地建物取引主任者→宅地建物取引士という資格試験は、旧型司法試験とか公認会計士試験ほどの難関ではないものの、受ければ通る試験ではなく、ある程度、計画を立てて学習して通ったり落ちたりする試験ですから、他人があつかましく受けるのが当然みたいに言うものとは違うのです。
 2011年、滝口が出過ぎた発言をしたその時、 I 村は30代前半だったわけです。自分の人生の設計も考えないといけません。私は32歳で(株)一条工務店に在籍中の時に宅地建物取引主任者→宅地建物取引士の資格を取得しましたが、さらにもうひとつ資格を取得しても悪いということはないけれども、資格を集めるのを趣味みたいにして人生を浪費するのも馬鹿げていますし、その時点で独身でしたから、「婚活」もしないといけませんから、もうひとつ資格を取得するにしても、結婚が決まってから、もしくは結婚して子供が1人か2人できてからでもいいかもしれない・・とも思っていたのです。ところが、(株)一条工務店の営業本部長の天野隆夫がインテリアコーディネーターを取ってくれと私に言うので、自分を雇ってくれた会社の上役が取ってくれと言うのなら取らないわけにはいかないだろうと思って、インテリアコーディネーター試験の学習をして合格・登録・取得したのです。しかし、そうやって上役の求めに応じて取得しても同社はそれに報いてくれなかった。そうやって取得した人間をそれに応じた使い方をしなかった。そんなことなら、その学習時間はほかにまわした方が良かったのかもしれない。大栄学院だかいう資格試験予備校が「美貌は消えても資格は残る」なんて冗談みたいな文句を宣伝に使っていましたが、「あんた、資格試験の勉強なんてやってる時じゃないでしょ。そんな勉強なんてしてないで、婚活する方が大事でしょうよ。そんなことしてたら、あんた、行き遅れるよ!」という意味なのか? それでは資格試験予備校にとってはマイナスと違うのかと思ったら、そうではなく、美貌はいつかなくなるが資格は生涯有効なものだから資格試験の勉強をしましょうという意味で言っていたらしい・・・が、私には「あんた、資格試験の勉強なんてやってる時じゃないでしょ。そんな勉強なんてしてないで、婚活する方が大事でしょうよ。そんなことしてたら、あんた、行き遅れるよ!」という意味に思えた。そして、これは女性にだけでなく男性にも考えられることだ。ひとに資格試験の勉強をしろと言うのなら、そのあたりまで考えてから言わないといけない、そのあたりを考えないなら無責任に言うべきではない。
 滝口恵は勤務状態は「ほとんどパートタイマー」の人でしたから、その点でも、会社という所においては、「パートのおばさん」が自分よりも年上の正社員に対して、「宅建主任の勉強して」などと強要する発言をしてはいけないのです。ところが、滝口はそれがわかっていない。私が滝口の親なら、「おまえ、余計なこと言うな」と注意しますが、滝口の親にはその能力がないのでしょう。新華ハウジング(有)・ビルダーズジャパン(株)の社長の長谷川もまた滝口に注意するべきだったはずですが、長谷川もその能力がなかったということでしょう。社長としての役割を果たしていないことになります。
 
 
[6] すでに↑の[1]~[6]で述べてきましたが、私は1992年に宅地建物取引主任者(→宅地建物取引主任者)の試験に合格し1993年に登録しました。その時点で32歳で独身でしたので、資格試験の勉強をするにしても、「婚活」の方が先かもしれない。もし、もうひとつその業界に関連する資格を取得するにしても、結婚してある程度落ち着いてからでもいいかもしれないとも思っていたのです。又、もうひとつくらいその業界に関連する資格を取得してもいいかもしれないが、資格を蒐集するために人生を費やすのも愚かかもしれないと思ってもいました。しかし、1993年に(株)一条工務店の営業本部長の天野隆夫からインテリアコーディネーターを取ってくれと言われたので、それで、自分を雇ってくれた会社の上役が取ってくれというものなら取らないといけないと考えて、それでインテリアコーディネーター試験の学習をして、そして、3年目の受験で1次試験(学科)に通り、4年目に2次試験(製図・論文)に通って登録しました。当然のことながら、会社の営業本部長が取ってくれと言うからには、その資格を取得した者として使いたいという意思があるから取ってくれと言っているはずでした。(株)一条工務店に入社してそれほど経たない時期に「〇〇くんが応募してきた時はびっくりしたなあ。慶應大学卒の人がうちの会社に来てくれるのかと思った」と天野隆夫は言ったのです。その時点で従業員数は千人未満の会社で・住宅建築業界においては必ずしもトップグループではない会社で・未上場の会社で・浜松ではともかく東京や大阪では知名度のない会社で・地方に本社のある会社で・創業からの年数の浅い会社で・東京圏では展示場の数も多くない会社でしたが、そこまで喜んでもらえるのなら悪くないかと思い、その会社のために貢献したいと思いました。だから、営業本部長がインテリアコーディネーターを取ってくれと言うからには、慶應大学商学部卒の者がもつ経済学的認識、商業学・マーケティング的発想とともに実際の営業経験とインテリアコーディネーター資格取得者としての知識・能力を合わせて、商品開発の仕事なり、新規出店計画の担当なり、もしくは、(株)一条工務店の従業員のレベルにおいては上の方である語学力など活かして、外国から輸入するものの担当なり、そういった仕事をさせようと考えてのものであろうと考え、これは取得しないといけないと考えて、片方で相当ハードである同社の営業の仕事をこなしながら、大変な努力と工夫の上でインテリアコーディネーターの資格試験に合格しました。
  ところが、取ってくれと私に言った営業本部長の天野隆夫はどう言ったかというと、「合格した? さっすがやなあ~あ。おめでとう」とひとを馬鹿にしたように言っただけでした。要するに馬鹿にされていたのです。さらに、2011年、栃木県南部営業所の「副所長」という役職名で役割としては所長の役割についた木下(男。当時、40代前半)は、「インテリアコーディネーターにしても宅建主任(宅地建物取引主任者→宅地建物取引士)にしても、ぼくらはどんなに努力しても絶対に通らないのに、あんたは何の努力もしていないのに簡単に通る。ずるい。不公平だ」と暴言を吐いた。私は「何の努力もしていないのに」通ったのではないし、「簡単に」なんて通っていない。宅地建物取引主任者→宅地建物取引士にしてもインテリアコーディネーターにしても、大変な努力をして工夫をしてやっと通ったのである。特に、インテリアコーディネーターは(株)一条工務店の営業本部長が取ってくれと言うから、だから、大変な努力と工夫をして取得したのではないか。その会社の営業本部長が取ってくれというから大変な努力をして取得した者に向かって、「ずるい」だの「不公平だ」だのとはその発言はいったい何だ! さらに、総務部長の天野雅弘が「木下の言う通りや。ぼくらは絶対に通らないのにおまえは通る。ずるい。そう考えるのが常識だ!」と発言した。(株)一条工務店の総務部長というのは、なんとも非常識な「常識」を持っているものだ。
  私は、当然のことながら、営業本部長の天野隆夫は、私に、インテリアコーディネーターの資格を取得した上で、「慶應大学商学部卒の者が持つ経済学的認識・商業学的認識・マーケティング的発想+複数地域での実際の営業経験+インテリアコーディネーター資格者としての知識・認識・技術+(株)一条工務店の従業員としては上の方である語学力」を活かして、そういった能力を求められる仕事をしてもらおうと思ってインテリアコーディネーターを取ってくれと言ったものと理解したし、そう理解するのが普通であるが、そうではなく、単に、個人的に取得するといいと「雑談で言っただけ」と言いたいのだろうか。そうではないはずであるし、そもそも、営業本部長といった役職の人間が言って「雑談で言っただけ」というのは通じないはずである。
  しかし、仮に「雑談の中で言った」「個人的に言った」としても、それならそれで、なぜインテリアコーディネーターなんだ? ということにもなる。私は最終学歴は慶應大学商学部卒だったが、もともと、商学部型人間ではなく、理工系の思考も持つ者で、思考形態としては理学部型人間だったと思っている。だから、高校から大学に進学する時点では、商学部になんか行くよりも建築学科にでも行った方が適性に即していたと思う。しかし、高校卒業してからそうでない方向に進んですでに30を超えていたのだ。だから、資格試験を受けるにしても、学科だけの試験ならまだしも、そこから製図のある試験はきつかった。逆に、社会科学系学部なら法学部の方がいいと考えていた人間だったので法律科目はけっこう学習していた。だから、法律関係の資格を取ってくれといって取得した後には法務部のような部署で仕事をさせようとしてくれた方が学習はしやすかった。もしくは、外国語についても苦手意識はなかったので、ヨーロッパ系の言語なら、何語を習得してくれと言ってくれれば大急ぎで学習してある程度以上のレベルに達することはできたと思うし、製図の必要な資格試験の学習をするより楽だったはずだ。もしも、(株)一条工務店の仕事と関係なく個人的に何か資格を取得するのなら、法律関係のものか、語学関係のものを取得するようにしたと思う。(株)一条工務店の営業本部長がインテリアコーディネーターを取ってくれと言うからインテリアコーディネーターを取得したのだ。たとえ、建築関係の資格を取得するにしても、インテリアコーディネーターは「三流一級建築士のアシスタント 兼 お茶くみおばさん 兼 子守女の資格」みたいに見られているところがあり、男性が取得しても評価が低い資格であり、どうせ、取得するのなら二級建築士か一級建築士を取得するようにした方がいい、インテリアコーディネーターは男性にとっては中途半端な資格だった。
 (株)一条工務店を辞めた後、応募した際にも、インテリアコーディネーターというのはあまり高い評価をしてもらえなかった。「コストと利益を比較衡量して」考えるなら「男性・社会科学系学部卒」という属性のある者が取得する場合、あまり「利益/コスト」(コスト分の利益)が高い資格ではない。営業本部長の役職を持つ者が発言したことについて「個人的に雑談として言っただけ」というのは通じないが、それでも、もし「個人的なアドバイス」のつもりだったと言うのなら天野隆夫の発言は無責任である。「あんなのの言うこときいちゃだめですよ。なにしろ、あれはアタマが薄いんですから」とか言う人が同社のベテラン社員にはいたが、そんな男の言うことをきいた者もバカだったのかもしれないが、ひとに☆☆の資格を取れと言うのは、言って悪いということはないが、言う側もその資格を取得した者として使う意思がないならデタラメでいいかげんなことを言うのならやめた方がいいだろう。
(2019.6.14.)

拍手[1回]

PR

コメント

プロフィール

HN:
腹立海苔(偽名)
性別:
非公開

P R