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社会科学系学部卒・男性のインテリアコーディネーター

主として、「インテリアコーディネーター」と住宅・建築・インテリア・不動産に関係する資格と資格試験に関係する内容

「建築家とインテリアコーディネーターが作る家」て何ぞや?〔下〕「インテリアコーディネーター」取得の功と罰。

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「建築家とインテリアコーディネーターが作る家」て何ぞや?〔下〕「インテリアコーディネーター」取得の功と罰。

[第5回]「建築家とインテリアコーディネーターが作る家」て何ぞや?〔上〕の続きです。
   インテリア産業協会が発行している『インテリアコーディネーター ハンドブック』は名称の通り、ハンドブックで、インテリアコーディネーターの学科試験に合格するためという基準では、この本に書かれている内容をすべて理解し覚えないといけないということはありません。これよりもひと回り・ふた回り少ない知識でも合格は可能です。(私が合格してからすでに20年ほど経ったので、今はいくらか変わっているかもしれませんが、私が受験した頃はそうでした。) しかし、もしも、「インテリアコーディネーター」という名称で自営業としてやっていこうというのであれば、「ハンドブック」のレベルではなくそれより上のレベルが必要になってくるでしょう。その際には、あくまでも「ハンドブック」であって最低限の内容ということになります。
   戸建住宅建築業で営業の仕事、もしくはそれに準ずる仕事につく者にとっては、インテリアコーディネーターの1次の学科試験に合格した、かつ、2次の製図試験、論文試験にも合格したというレベルは、戸建住宅建築業の営業として求められるレベルとしては相当のレベルだと思います。そういう勉強をしていない営業がいっぱいいるのですから。 それより低いレベルでも戸建住宅建築業の営業として成績を残す人はいるかもしれません。しかし、インテリアコーディネーターの1次の学科試験に合格するレベルの知識がある、2次の製図試験に合格するレベルの図面についての能力があるということは・・・・。 かつて、野村克也がどこかで書いていた、というのか、あのじいさん、けっこう同じことをあっちやらこっちやらで書いているのですが、150km/時の剛速球を投げることができなければピッチャーとしてやっていけないなどということはない、と片方で言うのですが、その片方で、150km/時の速球を投げられるというのはものすごいことなんだよ、とも語っていたと思うのです。 「野球とゴルフのたとえをするようになるとおっさん」で、おっさんになりたくなかったのですが、あえて、野球のたとえで言いますと、野村のじいさんが言うように、150km/時の速球を投げることができなくても投手として打者を抑えることはできるし、150km/時の速球を投げることができれば間違いなく打ち取れるというものでもない。これは、インテリアコーディネーターの1次の学科試験に合格するレベルの学科の知識がないと戸建住宅建築請負業の営業として営業成績を残せないということはない。又、インテリアコーディネーターの1次の学科試験に合格するレベルの知識があったとしても、必ず売れるというものでもない。 しかし、150km/時の速球を投げることができるというのは、これはものすごいことなんだよ、というように、インテリアコーディネーターの1次の学科試験に合格できるレベルの知識がある、2次の製図の試験に合格できるレベルの図面についての能力があるということは、これは戸建住宅建築業の営業のレベルにおいてはものすごいことであり、それは大いに生かすべきことであり、生かすことができれば大変な威力を発揮するものである、と私は思う。 実際にインテリアコーディネーターの資格を取得した上で戸建住宅建築業の営業の仕事に従事した私が言うのだから間違いない、というより、インテリアコーディネーターの資格を取得した上で戸建住宅建築請負業の資格を取得した上で戸建住宅建築請負業の営業の仕事に従事して私はそう思ったのだ。
   (株)一条工務店http://www.ichijo.co.jp/ の営業本部長になっていたA野T夫は「営業に知識なんてちっとも関係ないで、そんなもん」と言っていたが、それは違う。今は昔。二代目貴乃花が関脇くらいの時、大関の小錦と対戦した時に、正面からぶつかっていって負け、テレビの解説者の親方が「この相手にいくら正面からぶつかっていっても勝てないですよ」と話したのを聞いたが、貴乃花はそれでも、それ以降も小錦に正面からぶつかって勝負をいどみ・・・、そして、そのうち、正面から正攻法でぶつかっていって勝つようになった。「営業に知識なんてちっとも関係ないで、そんなもん」などと言うような営業というのは、それは、言ってみれば、けたぐり・とったり・はたきこみ・猫騙しといった技ばっかりで勝とうとする相撲取りのようなものだ。 インテリアコーディコーディネーターの1次の学科試験に合格するレベルの知識と2次の製図に合格できるレベルの図面の能力をもって戸建住宅建築業の営業の仕事につく者は、いわば、正面から正攻法で責める力士のようなものだ。 かつ、正攻法の力士だからといって、「けたぐり」が絶対にできないというわけではない。正攻法の力士が年に1回くらいやってみせる「けたぐり」が、毎度毎度、けたぐりばっかりやってる力士のけたぐりよりも威力があるように、正攻法の営業をやる者が、「正攻法」ではどうしようもない時に限定で出す「けたぐり」は、けたぐりばっかりやってる営業の「けたぐり」よりも威力はあるはずだ。私は(株)一条工務店で10年営業をやったわけであり、最後の頃においては、私の営業のやり方こそ(株)一条工務店のオーソドックスな営業といっても悪くない位置づけになったはずだが、私よりずっと短い期間しか同社の営業をやったことがない、創業の地の浜松で社長の義理の弟としての特別扱いの営業しかやったことがない営業本部長としては、営業本部長の「けたぐり営業」の方が「一条工務店の営業」だと思ったかもしれないが、そのあたり、「オーナー経営者一族であっても従業員のひとりだ」という認識が欠落しており、自分と会社との関係を正しく位置づけられていないことを示している。
   但し、私が勤めてきたような「レベルの低い会社」においては、上役からにらまれるおそれもある。(株)一条工務店では言われたのだ。栃木県南部の営業所長(役職名としては「副所長」)になっていた「木下秀三秀吉」(仮名)から。「ぼくらはどんなにしても通らないのに、あんたは、インテリアコーディネーターにしても簡単に通る。ズルイ!」と。 何が「ズルイ」じゃ、何があ! 私は裏口で通ったのじゃない! 私は営業本部長からインテリアコーディネーターを取ってくれと言われたから、片方で営業の仕事をこなしながら、大変な思いをして、努力して苦労して工夫してやっと通ったんじゃ。 あんた、「ぼくらはどんなにしても」て、何もやってないじゃないか。「どんなにしても通らない」て、あんた、何もやってないじゃないか。「どんなにしても通らない」だのという文句は、何かやってから言え!・・・・と思ったら、総務部長の天野雅弘からさらに言われたのだ。「だいたい、あんたが慶應でてるというのが、それが何より気に食わんのじゃ。俺らは高卒じゃい。慶應でやがってからに、この野郎! それが一番腹立つんじゃ。」と。 慶應大学の商学部の教授で「慶應クラスの大学の出身者をいくらでも採用できる会社に勤めるよりも、慶應クラスの大学の出身者をなかなか採用できないというくらいの会社に勤めた方が、むしろ、経験を積み実力を発揮できる場所があっていいところがある」と言われた方があったが、そういう会社もあるのかもしれないが、(株)一条工務店のように商業登記簿に掲載されている役員のほぼ全員が中卒か高卒というような会社においては、営業本部長がインテリアコーディネーターをとってくれと言うから、上役がとってくれと言う以上は何としてもとらないとと思って、大変な努力・精進・苦労と工夫をして合格・取得しても、(株)一条工務店の経営者や上役は、それだけのことをする人間、できる人間と評価して会社で生かそうとするのではなく、「腹が立つ」らしい。 「三井物産・三菱商事とか住友銀行とかいった、東大・京大や慶應・早稲田といった大学の出身者がいくらでもいる会社に勤めて、そういう人間同士の競争でやっていくよりも、そういう大学の出身者はあまりいないという会社に行った方が、経験も積めるし実力を発揮する場もある」かというと、必ずしもそうではなく、むしろ、せっかく努力して精進して苦労して工夫して資格を取得しても、(株)一条工務店などという会社では、かえって「腹立つ」と思われるようだ。「腹立つ」と思われるようなそんな会社で、どうすれば、腹立てられずにそこで生きて行けるかと苦労するくらいなら、東大・京大や慶應・早稲田出身の人間ばかりの会社でそういう大学の出身者との競争で苦労する方がまだしも実があるのではないか、と(株)一条工務店に11年余りも勤めて思うに至った。 同社に中途入社で入って来た某国立大学卒の某さんが「あんまり下の会社に勤めると、かえってよくないところがある」と経験からか話したことがあったが、(株)一条工務店はまさにそれだったようだ。
どうやら、私は「滅私奉公」「破私奉公」してもしかたがないような会社に「滅私奉公」「破私奉公」してしまったようだ。
 
   「ウェブリブログ」(ビッグローブ・日本電気系)では「参照数」として、何人の人に閲覧してもらえたかが数値として表記されるのに対し、「忍者ブログ」ではそれがないので、閲覧してもらえているのかどうか知ることができないのだが、これから、インテリアコーディネーター資格を取得しようかという方、住宅・建築・インテリア関係の資格を何か取得しようかと考えている方、これから住宅・建築・インテリア関係の会社に勤めようかと考えている私よりも若い方にとって、もしかすると少しは参考になる話かもしれないと思う。 参考になったと思われたら、生かしてもらいたい。
   (2016.11.30.)

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