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社会科学系学部卒・男性のインテリアコーディネーター

主として、「インテリアコーディネーター」と住宅・建築・インテリア・不動産に関係する資格と資格試験に関係する内容

会社の上役がとってくれと言う資格を取得するべきか【2/6】「一流大学」出身者に敵意を持つ経営者の会社

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会社の上役がとってくれと言う資格を取得するべきか【2/6】「一流大学」出身者に敵意を持つ経営者の会社

[第15回]
   私が慶應大学に在学時、1980年代前半、テレビで「今年、国家公務員1種試験に合格して大蔵省に入省した皆さん」という番組をやっていた。たしか、5人か6人いて、そのうち、慶應大卒が1名、それ以外は東大卒で、東大卒の1名が女性で、他は男性。入省1年目、何をやっていますか・・・というと、「廊下とんび」という作業をしてもらっています、と上役が説明していました。「廊下とんび」とは書類を持って廊下をとんびのように動く作業だそうで、アナウンサーが「あなた、東大卒なのに、そんな仕事をさせられて嫌じゃないですか」と言うと、「そんなことありません」と答えていた。東大でてようがどこを出てようが、職場という所に入ると、まず、そこがどうなっているかということを本人が把握することと、その職場の人間がその人はそこにいる人なのだと認識することが必要でしょう。その期間に、書類を持って運ぶという「東大出でなくてもできるであろう仕事」をしてもらって、本人が職場になれて、周囲の先住従業員も、この人はここにいる人なのだと認識するようになって、より大事な業務についてもらう、ということだと思います。
   末広厳太郎『法学入門』(日本評論社)では、「法律はパンのための学問」と言われるけれども、大学の法学部を卒業後、裁判官・検察官・弁護士や大学の法学部の教授・助教授といった法律そのものを仕事とする職業ではない一般の会社員や公務員に就職した場合、それは本当に役立つのか、どのように役立つのか・・・というと、(1)それは役に立つ、かつ、(2)大学で学んだことなんて忘れた頃になって役に立つ・・といったことが言われる。大学で学んだことなんて忘れた頃になって役に立つとはどういうことなのか、というと、法学部で学んでいることというのは、それぞれの法律の解釈であるが、法律の条文は改正になることもあり、判例は新しい判例が出ることもあるのだが、法律そのものを仕事とする
職業ではなく会社員や公務員として就職した場合に、法学部で学んだことが役に立つというのは、それは「法学的の考え方」であり、「法学的の考え方」が職場において役に立つのである、といったことが書かれている。法学部に限らず、経済学部・商学部・経営学部で学んだものについても、それ以外についても、会社という所に就職した場合においては、それぞれの分野の考え方を大学卒業までに学び、それを実際に適用するには、職場においてある程度の間、そこで一線の仕事を経験する必要があるのではないか。
   最近では、電鉄会社の改札口は自動改札が普通になったが、いつから自動改札になったかは記憶がはっきりしないが私が高校生くらいまでは駅員が改札口に立っていたように思う。電鉄会社では、旧帝大系国立大学や早慶卒の人間を採用しても、最初は「車掌」「切符切り」をさせるという話はけっこう有名だった。「一流大学卒」だからといって一線の仕事をまったく知らない人間に昇進されてはたまらんということもあるでしょうけれども、まず、学校という所での努力・学問の上での能力と職場での仕事の能力とは性質が違う面もあり、それらの「垢落とし」のようなところもあったかもしれません。
  私は、戸建住宅建築業の会社に就職し、最初は営業の仕事につくことは、東大卒で大蔵省に入った人が1年目に「廊下とんび」をするのはおかしくもなんともないことで、旧帝大系国立大学や早慶卒で電鉄会社に入ったり人間が入社1年目に「切符切り」や「車掌」をやるのも悪くないのと
同様に、最初、一線の営業の仕事をして悪いとは思いませんでした。(株)一条工務店では、入社してすぐの時期に営業本部長から「いやあ。〇〇くんが応募してきた時はびっくりしたなあ。うちの会社に慶應大学卒の人間が来てくれるのかと思った」と言われたので、そんなに喜んでもらえるのなら、ここの会社で貢献して悪くないのではないか・・・と思い、そして、「他の人と違って、いろいろな場所を経験してもらおうと思いまして」ということで、福島県いわき市の営業所に転勤して勤務した時も、求人広告には「転勤はありません」と記載していたことから考えると、慶應大学商学部卒と書いた履歴書を提出して入社した以上は「転勤はありません」というのは通じないとは認識していたけれども、それにしても2年目に居住地の変更を必要とする転勤を求めるというのは早いようにも思ったが、地域限定社員として入社した人と違って、実際に県民性が異なり、ニーズの異なる地域を経験するのは、会社全体を把握して運営する業務につく者としては、できるだけ早い時期に異なる地域を知っていた方がいいというのは間違いないことであるからと思って承諾して転勤したし、それが悪いとも思わなかった。しかし、入社7年目に、栃木県佐野市の営業所に転勤してくれと言われて移った時には、この会社は、いったい、いつまで私に一線の営業の仕事をさせるつもりなんだ?!? いったい、いつまで私に「廊下とんび」か「切符切り」をさせるのだ?!? と疑問を感じた。
   しかも、展示場のリーダーとして転勤という話のはずだったって、が、行ってみるとそうではなかった。バカにしてるのじゃないかと考えるしかない転勤だった。
   インテリアコーディネーターという資格は、取得までの労力・時間はけっこう必要とする資格である。一般に、難関と言われる資格としては、旧型司法試験・公認会計士試験、それに次ぐのが税理士試験。建築関係では一級建築士が難しいと言われたりもするが、その場合、難しいというのは、旧型司法試験とか公認会計士試験の場合は、ともかく4年制大学であれば、教養課程(2年)を修了すれば1次免除で2次から受けられたのに対して、建築士の場合は建築学科卒でなければ、他の学部なら4年制大学を卒業していても「学歴なし」の評価になり、「実務経験」7年を要して二級建築士の受験資格を得て、二級建築士に合格してからさらに「実務経験」2年を必要として、そこからやっと、一級建築士の受験資格を得られるというもので、4年制大学の建築学科卒なら、「実務経験」なしで二級建築士を受けることができて、二級建築士に通らなくても「実務経験」2年で一級建築士を受けることができるできる、という制度のために、建築学科卒でない者は受けにくい・取得しにくい資格になっているためで、又、試験内容が一級建築士の場合は「理工学部系の建築学科」(「芸術学部・美術学部系の建築学科」ではなく)でやっている内容と近いため、他学部卒の者には難しいということで、建築学科卒の人間にとって難しいという意味ではない。旧型司法試験や公認会計士試験は難関とはいっても、いったん、合格して弁護士なり公認会計士なりになると、特に高給かどうかはさておき、「食べていける可能性が高い資格」であるのに対して、インテリアコーディネーターというのは、取得するための労力・時間はけっこう必要とするけれども、取ったからといってそれで食べていけるというほどの資格ではない。「取ったからといってそれで食べていけるというほどの資格ではない」とともに、だからといって、「簡単に通る資格ではない」ので、簡単に通るものではなく、かつ、取ったからといってそれで食べていけるというものでもないという「中程度の難易度の資格」というのは、それが職場で生きるのであれば、それを職場が評価するのであれば、取得すればいいけれども、そうでないのなら、結果として、「努力・労力と時間の無駄遣い」「人生の無駄遣い」ということになる。

   その資格を取得するための努力・労力とその資格を取得したことによるメリットを比較考量して考えた時、実際問題として、インテリアコーディネーターという資格は、「男性」・「社会科学系学部卒」という条件の者にとっては、あまり有利な資格ではない。
   かつては、看護婦さんというのは「女性の資格」だった。男性では「看護士」という資格があって、これは「精神病院」くらいしか勤め先はなかった。「身体病院」(要するに、一般の「病院」)では、「看護婦」はいても「看護士」はいなかった。それが、最近は男性も女性も「看護師」という資格名になり、「身体病院」でも男性の「看護師」が勤務するようになった。おばあさんには、男性の方が人気がある場合もあるらしい。(内田康夫が、「看護婦」という言葉の方が優しい印象があり、「看護師」という言葉は、戦中の軍隊の看護兵を思わせる冷たい印象があると書いていたが、私は看護兵というものを知らないが、同様の印象を受けており、「看護師」という言葉はあまりいい言葉ではないと思っているが。) インテリアコーディネーターは、その資格試験ができた時から、男性でも女性でも受けることができて、男性でも女性でも取得することができる資格であったが、実際問題として、その資格を取得して職業にありつこうと考えた時、女性の場合はプラスになっても男性にはあまりプラスにならない資格である。「看護師」は資格の名称であるとともに、職種の名称でもあるが、 「インテリアコーディネーター」というのは能力認定資格の名称であって、この資格を持っている人はこういう試験に合格した人なので、このくらいの知識・技術・能力があるでしょうというものであって、職種名ではないのですが、ハウスメーカーなどでは、「色合わせ」「仕様打合せ」を担当する女性の職種名に「インテリアコーディネーター」と称していることがあり、そういう仕事をする人が「インテリアコーディネーター」なのだと思っている人がいます。そうなると、その職種は「女性の仕事」となっており、職安の求人票などで「職種」という欄に「インテリアコーディネーター」と記載されている求人に男性が応募しようとしても、まず、採用されない。「二級建築士」「一級建築士」というのはこれは資格名であって職種名ではないのですが、求人票の「職種」という欄に「二級建築士もしくは一級建築士」と記載されている場合は、「二級建築士か一級建築士の資格を持っている人を採用したい」という意味で、入社後に設計で使うか工事管理で使うかは会社の判断とさせてほしいという意味である場合が多いと思うのですが、 「職種」として「インテリアコーディネーター」と書かれている場合は、「インテリアコーディネーターの資格保持者程度の知識・技術を持つ人を採用したい」ということではなく、「色合わせ」「仕様打合せ」の担当者としてインテリアコーディネーターの資格を持っている女性を採用したいという意味である場合が多い。だから、「職種」の欄に「インテリアコーディネーター」と書かれているものに男性が応募しても、まず、採用されないか、もしくは、「インテリアコーディネーターのほかにも、当社には男性の仕事もありますから」と営業とか工事管理とかの職種での採用を検討されて採用されたり不採用にされたり・・ということになるようです。「インテリアコーディネーター」は現実に看護婦さんよりはるかに「女性の資格」になってしまっている傾向があります。
   男性でも、建築学科卒の人で一級建築士か二級建築士の資格を持っている人がインテリアコーディネーターも取得したという場合は、プラスアルファの評価、何割か増しのプラスの評価を得られるのではないかと思う。それに対して、社会科学系学部卒の人間が取得しても、どうも、評価が低い。法学部卒とインテリアコーディネーターを組み合わせてもあまり意味はないかもしれないが、経済学部・商学部・経営学部とインテリアコーディネーターを組み合わせた場合、これは住宅・建築・インテリア関係の会社の運営に携わる者には必要なもので有益なもののはずだと私は思うのだが、実は、戸建住宅建築業の業界というのは、小堀住研(株)に入社直後の新卒社員研修で副社長のKさんが「戸建住宅の建築業界というのは、市場は成熟している、会社は未成熟、という業界」と話をされたのだが、「市場は成熟している」というのは需要も安定していて特に大きく伸びるということはない、供給の方もすでに戸建住宅建築業の会社は需要をまかなう量の会社が存在しているという意味で、 「会社は未成熟」というのは、どの会社がということではなく、全体として「未成熟」な会社が多い業界だ、ということのようだった。かつ、「未成熟」な会社は10年経ったら、あるいは20年経ったら、10年分・20年分、成熟するかというと、なかなか成熟しないようなのだ。だから、「未成熟な会社」な会社に勤めた場合、「経済学部・商学部・経営学部+インテリアコーディネーター(+キッチンスペシャリスト)」は貴重なはず・・・と思っても、経営者にそういう認識を持てる人間がいない可能性があるのだ。森川英正『日本経営史』(日経文庫)によると、日本の企業では、江戸時代の商店でも、「番頭さん」としてオーナーの血縁でない者に比較的重要な仕事をまかせるという伝統はあったが、明治中期以降において「学卒者」を重用するようになったのは、それとは別のもので、かつ、日本の企業が「学卒」者を登用するようになったのは、最初は理工学部系卒の人間が採用され、社会科学系学部卒の者が重用されるようになるのは、理工学部系卒の人間が重用されるよりも後であった、というのですが、経済史・産業史的視点で見た時、その国のすべての企業が同時に変化していくわけではなく、片方で21世紀の資本制経済の企業があるとともに、他方においては「いまだに江戸時代」の会社もまたあるわけです。戸建住宅建築業の業界というものは「会社は未成熟」な業界であるということは、「いまだに江戸時代以前」という会社がけっこうある! という業界だったのです。ということは、小堀住研(株)でも「理工系の会社」「技術系の会社」などとキャッチフレーズみたいに言っていたけれども、それは別の見方をすると、「社会科学系学部卒の人間を十分に生かせていない会社」だったのかもしれないわけです。小堀住研(株)はそれでもともかく、「小堀住研は大卒しかとらない会社なんです」と言いまくっていた会社でしたし、研修では「ミサワあたりの営業は高卒が多いのですが、小堀住研の営業は大卒の営業で、ミサワあたりの会社とは小堀住研とでは営業という職種の社会的位置づけが違います」と言っていた会社だったのですが、(株)一条工務店は営業本部長の天野隆夫が「営業はアタマのないやつがええんや、アタマのないやつが。ぼくなんかも学校でてない(最終学歴:中卒)だから、だから、気さくで人間味があって人に好かれるんや。お客さんにだって、頭をモヒカン刈りにしてるヤツとか、暴走族みたいなクルマに乗ってるヤツとか、女の子のスカートめくりにいくヤツとか、そういうのんがお客さんに好かれるんや、そういうのんが。そういうのんが営業にはええんや、営業には。そう思うやろ」とそう発言する会社で、「こういうのんが営業本部長やってるんだ。こういうのんが。こういうのんが営業本部長やってる会社なんだ、この会社は」と思わされるそういう会社だった( 一一) ・・・(もっとも、そう思っていたのは営業本部長の天野隆夫が自分で思っていたのであって、同社で栃木県の従業員の中で最も古くから在籍していた〔ということは、その時点で在籍10年目だった私よりもまだ10年ほど前から在籍していた〕某さんに天野隆夫のその発言を話したところ、「はあ~あ? いったい、誰がそんなおかしなこと言ってるんだ、誰があ? 天野部長のいったいどこが、気さくなんだ、どこがあ? あの人のいったいどこが人間味があるんだ、どこがあ? あの人がだ~れに好かれてるんだ、誰にい? いったい、どこのだ~れがそんなアホなこと言うんだが、誰があ!?!?!」と言うのだった。誰が「そんなアホなこと」言っていたかというと、御本人である。御本人以外に「そんなアホなこと」言っていた人間は、いない。)  
   私は、(株)一条工務店で、営業本部長の天野隆夫がインテリアコーディネーターを取得してくれと言うので、当然、慶應大学商学部卒の者がもつ経済学的思考、商業学・マーケティング的発想とインテリアコーディネーター資格者としての知識・能力を合わせて、商品開発や新規出店計画の担当の仕事などをさせようということであろうと考えたし、普通はそう考えるものだと思うし、そうでなかったなら、慶應大学卒の人間を簡単に採用できない会社が採用した意味がなくなるし、インテリアコーディネーターの資格を取ってくれと言った意味もないことになるはずである。
   また、一線の営業の仕事を多少は経験した方がいいとは思うが、しかし、私が栃木県佐野市の営業所に転勤した時点で、私は30代の後半であり、これ以上、いつまでも一線の営業の仕事をしていたのでは、何のために(株)一条工務店に入社したのかわからない、(株)一条工務店では「慶應大学くらいの大学卒の人間を採用しにくい会社」が慶應大学商学部卒の人間を採用した以上はそれをそういう人間として生かさないといけないはずであるのに、塩漬け・氷漬けにしたような状態、冷や飯くわせた状態にしたのでは、なぜ、採用したのかわからないことにもなります。この会社の経営者はいったい何を考えてるのか?!? と思いました。

  (株)一条工務店という会社は、「トップの学歴コンプレックスが甚だしい会社」と言われてきました。最初、勤めた時にはわからなかったのですが、なにしろ、11年以上も在籍しましたから、その上で考えると、そうかもしれない・・・というより、まあ、そうだと考えるしかない会社でしょう。
  もうひとつ、 「同業他社に在籍したことがある人間に対して敵意をもっている会社」という性質もあります。「同業他社に在籍したことがある人間」といっても、今は「(株)一条工務店の人間」であって「同業他社の人間」ではないのですから、そのあたりは認識できないとおかしいはずなのですが、ある本で読んだ話では、刑務所では入所者に序列があって、最も上はヤクザだそうで、最も下は「ヤクザでないくせにヤクザを称する者」と元警察官だそうだ。(株)一条工務店で三重県の営業所から転勤で来た人から聞いた話だが、三重県の営業所に元警察官が入社してきたそうで、そうなると、営業所の人間がよってたかって「この野郎、思いしれえ!」といじめまくった・・・というのですが、どうも、(株)一条工務店という会社は、「同業他社に在籍したことがある人間」に対して、元警察官に「思いしれえ!」といじめまくったというのと似た対応をする会社、それも、元警察官に「思いしれえ!」といじめまくったというのは、あくまで、そういうことをした人がいたということで、「1人ではなく何人かでやったとしても、会社としてやったわけではない」のに対して、同業他社に在籍したことがある人間に対しては、「会社として」攻撃する傾向がある会社のようでした。たとえ、「同業他社にいたことがある人間」でも「今は(株)一条工務店の人間」だというあたりまえのことを認識できない知能程度の人が多い会社だったようです。ひとつには、(株)一条工務店という会社は「研修」と称してウソを吹き込むことが少なくない会社だったので、同業他社にいたことがある人間は同業他社に在籍した時期に学んだものと照らし合わせて考えた時に、(株)一条工務店が教えているウソを見破ることができるため、それが「むかつく」ということがあったようですが、しかし、「ウソを見破ることができる人間」と「ウソを教える人間」・「ウソを教えるのが習癖である人間」とどちらが問題なのかというと、後者のはずなのですが、ところが、「ウソを教える人間」・「ウソを教えるのが習癖である人間」が大好きな経営者の会社だったようでした( 一一)
   私が入社した1992年、(株)一条工務店は、「東大出のプロゴルファー志望」という男と、「東大出の弁護士志望」という男を、実際には仕事をしていないにもかかわらず、従業員の扱いにして給料をくれてやる、というアホなことをしていました。 
一般に、「異様な東大崇拝」というのは、実は「学歴コンプレックスの裏返し」である場合がけっこうあります。 学識者の能力をいかそうということであるのなら、東大出身者を採用してもいいけれども、同時に、東大以外の旧帝大系国立大学出身者や早慶出身者などをもっと生かすように考えるべきです。  むしろ、「東大出のプロゴルファー志望」という義なんとかくんなんてのは、たしか、工学部卒で、工学部といっても(株)一条工務店と関係のある建築学科とか土木学科とかではなく、何の関係もない学科であったはずで、たとえ、東大出でも、その会社の業務と関係のない学科卒であり、その会社で働いてやってこうという気持ちがないような人を従業員扱いして給料をくれてやっても、意味はないはずなのです。むしろ、義なんとか くんは「保険をかけたようなもの」などと傲慢な発言をしていましたが、そのあたりの口のきき方は、一般従業員の気持ちを逆なでするものでした。義なんとかくんにしても、「プロゴルファー志望」をやめた時、そんな会社に就職するよりも、その時点で自分を評価してくれる会社を捜した方が本人のためと思われます。義なんとか くんは、東大ゴルフ部の主将だったらしいが、東大にいると義なんとか くんはゴルフは人より優秀で「東大出の」の部分は並みかもしれないが、「ゴルファー」「ゴルファー志望」の中に入ると義なんとか くんは、特別に優秀でもないことになるわけで、それまでの自分の人生で「東大出の」の方に尽力してきた部分とゴルフに尽力してきた部分のどちらがより大きいのか、もしも、どちらか捨てないといけないということになったなら、捨てることができないのはどちらなのか、ということを考えてみるべきです・・・が、東大でたわりには彼はあんまり賢くなかったのか、ずいぶんと長いこと「東大出のプロゴルファー志望」をやって、その後、「(株)一条工務店の従業員」になったようですが、もっと、本来の方向に進んだ方がいいと私が兄なら言ってやりたいところでした。 昔から「東大は役人養成所」と言って、「役人になるのならいいけれども、そうでないのなら・・・」なんて言われるカラーがあり、大学によってそれぞれに傾向があるので、むしろ、東大だからといってそういうアホなことを考えるよりも、自分の所の会社にはどういう人が必要なのかということを、もっと、真剣に考えるべきです。
  「東大出の弁護士志望」なんて世の中には掃いて捨てるほどいます。むしろ、「弁護士の頼み方」とかいう類の本を読むと、「東大法学部卒の弁護士にはろくなのいない」なんて書いてあるものがあったりもします。そんなものを、「大志をいだく若者を応援する」だのとあほくさいことを言っているというのが、理解に苦しむものでした。結局、「うちの会社にも東大出の人間いるんですよお」と高卒の人がアピールして営業するように・・・ということで、「東大出のプロゴルファー志望」だの「東大出の弁護士志望」だのというあほくさいのを従業員扱いして給料をくれてやっていた、ということでしょう。まったく、つくづく、ほくさい限りです。
  (2018.6.9.)

  次回、【3/6】本人の得意分野でもなかった資格の取得を要求して取らすだけの経営者の会社 http://shakaikagakukei.blog.shinobi.jp/Entry/16/


 ☆ 会社の上役が資格を取れと言う資格を取得するべきか
【1/6】男性に不利なインテリアコーディネーター、認知度の低いキッチンスペシャリスト http://shakaikagakukei.blog.shinobi.jp/Entry/14/
【2/6】「一流大学」出身者に敵意を持つ経営者の会社 〔今回〕
【3/6】本人の得意分野でもなかった資格の取得を要求して取らすだけの経営者の会社 http://shakaikagakukei.blog.shinobi.jp/Entry/16/
【4/6】「一流大学」卒の者があまりにも「下の会社」に行くと「かえってよくない」 http://shakaikagakukei.blog.shinobi.jp/Entry/17/
【5/6】「努力する姿勢があるから通る人間」を「何の努力もしないのに通る」と思っている経営者。退職者の就職妨害する会社 http://shakaikagakukei.blog.shinobi.jp/Entry/18/
【6/6】学習法は人それぞれ。人生の設計を考えないと、男女とも「資格は取れても美貌は消える」ことになりかねない。http://shakaikagakukei.blog.shinobi.jp/Entry/19/

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